“いちゆうさいくによし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一勇斎国芳60.0%
一勇斎國芳20.0%
一勇齋国芳20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
美人画の五渡亭国貞ごとていくにさだ、風景画の一立斎広重いちりゅうさいひろしげ、武者絵の一勇斎国芳いちゆうさいくによしと名人上手簇出ぞくしゅついきおいに駆られて、天保年間の流行は、いやしくも絵心あるものは、猫も杓子も、いや国主大名から、質屋の亭主
歌麿うたまろからずっと後になって江戸浮世絵の最も官能的描写に成功したあの一勇斎國芳いちゆうさいくによしの画いたアブナ絵が眼の前に生命を持って出現したかのような情景だった。
階段 (新字新仮名) / 海野十三(著)
あくる年の春早々、次郎吉の病癒ゆるを待って当時豪放豪快な画風を以て江戸八百八町に名を諷われていた浮世絵師一勇齋国芳いちゆうさいくによし——その国芳の玄冶店げんやだなの住居へと、内弟子に預けたのだった。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)