“いくの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
生野81.8%
幾野9.1%
生乃9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天保十四年六月簡堂が生野いくの銀山視察の途上、大坂の客舎にあってその母のに接した時の日記の文の如きはわたくしの愛誦あいしょうしてあたわざるものである。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
場所が場所であるし、赤外線男のうわさの高い折柄おりからでもあったので、ただちに幾野いくの捜査課長、雁金かりがね検事、中河予審判事なかがわよしんはんじ等、係官一行が急行した。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
姉の生乃いくのは病気を承知でムリに嫁してすぐ死んだ。妹の玉乃は今年十九。寝たきりではないが、寝つくことが多く、痩せ細り、蒼ざめもつつブラブラしている。