“いきぎも”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
生胆57.9%
生肝26.3%
生膽15.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手繰たぐり込むような語気と、その体がもっているといえる妙な吸引力とが、高氏には、ぬらと、自分の生胆いきぎもさわった気がした。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
で、曾一族のことごとくを殺し、また、生け捕った史文恭はこれを山寨にひきあげてからざんに処した。そして一同して首と生肝いきぎもとを亡きちょう総統の祭壇にそなえた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
切支丹きりしたんがさらつて行つて、生膽いきぎもを取るんぢやありませんか——世間ではさう言つて居ますよ」