“あらまち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
荒町88.9%
粡町11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はこの人が仏弟子ぶつでしながら氏神をも粗末にしないで毎月朔日ついたち十五日には荒町あらまちにある村社への参詣さんけいを怠らないことを知っていたし
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
馬籠の荒町あらまちにある村社の鳥居とりいのために檜木ひのき背伐せぎりしたと言って、その始末書を取られるような細かい干渉がやって来る。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
米の籾摺もみすりにも一旦は横杵の使用があって、多くの城下町では粡町あらまちと称して、一区画をその作業の地にてていたが、程なく各農家が摺臼すりうすを使用することになって、玄米納租げんまいのうそが行われ
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)