“あまて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
甘手45.5%
天照36.4%
拙策9.1%
甘術9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところがその居酒屋の親爺なる人物が又、人気の荒い大浜界隈でも名打ての因業いんごうおやじでナカナカそんな甘手あまて元手喰式さやくい慣用手段いんちきに乗るおやじでない。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
天照あまてらす大御神おほみかみ皇祖すめらみおや
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
誰だと思う、ええ、つがもねえ、浜で火吸器すいふくべという高田駄平だ。そんな拙策あまてを喰う者か。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
だが、こいつあこちとらであいの、すなわち狸の腹鼓という甘術あまてでね。不気味でも、気障きざでも、何でも、聞く耳を立てるうちに、うかうかと釣出されずにゃいねえんだね。
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)