“あまごい”の漢字の書き方と例文
語句割合
雨乞100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多摩川遠い此村里では、水害のうれいは無いかわり、旱魃かんばつの恐れがある。大抵は都合よく夕立ゆうだちが来てくれる。雨乞あまごいは六年間に唯一度あった。降って欲しい時に降れば、直ぐ「おしめり正月」である。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
修行者などが呪文を唱えて雨乞あまごいをしているそばを大蟻がっているものとしては句法がそれらしくありませんし、また句法に従って大蟻が呪文を唱えて雲を呼ぶものとしては少し突飛すぎるので
俳句の作りよう (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
これから先は、雨乞あまごい鞍掛くらかけ鳳来ほうらいたけと、山また山ばかり。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)