“あのくたら”の漢字の書き方と例文
語句割合
阿耨多羅100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
菩提はすなわち、覚証さとりの世界です。で、つまり「阿耨多羅あのくたらみゃく菩提ぼだい」とは、訳していえば「無上正徧知むじょうしょうへんち」または「無上正等覚むじょうしょうとうがく」というべきであります。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
これは伝教でんきょう大師が、叡山創立の時、阿耨多羅あのくたら、三みゃく、三菩提ぼだいの仏達に祈った時
「……あわれ、やがて世もしずまらば、仮の姿は捨て、墨染の本身に帰り、まことの一沙弥しゃみになり申さん。——生れし所、生れし世、かくのごとき時なればと、ゆるさせ給え。——阿耨多羅あのくたらみゃく菩提ぼだいの仏たち」
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「三世の諸仏も、般若波羅蜜多はんにゃはらみたに依るが故に、阿耨多羅あのくたらみゃく菩提ぼだいを得たもう」
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
阿耨多羅あのくたらみゃく菩提ぼだいを得たもう」
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)