“あねむこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
姉婿73.3%
姉夫13.3%
姉聟13.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうちに、姉婿あねむこ木下弥助きのしたやすけも見え、小十郎も交じった。また、家臣の蜂須賀彦右衛門やら、誰彼も連なって、くがごとき盛宴となった。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大坂屋では是が最高の給額で、利兵衛一人がこれを受け、傍輩に羨まれてゐた。渋江抽斎のさい五百の姉夫あねむこ塗物問屋どひや会津屋宗右衛門方の通番頭は首席を庄太郎と云つて、年給四十両であつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
いや、四人の数はともあれ、彼等の不参は、その父とか、養父とか、姉聟あねむことか、従兄弟いとことかいう、相模国の一方の勢力が、早くも、旗挙げに先立って、離反を表示しているのではなかろうか?
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)