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あてこす
ふりがな文庫
“あてこす”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
当擦
80.0%
宛擦
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当擦
(逆引き)
お絹は蔭でそうは言っても、面と向かうと
当擦
(
あてこす
)
りを言うくらいがせいぜいであった。少し強く出られると返す言葉がなくなって、泣きそうな目をするほど、彼女は気弱であった。
挿話
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
瞋恚
(
しんい
)
が燃ゆるようなことになったので、
不埒
(
ふらち
)
でも働かれたかのごとく憤り、この二三日は来るごとに、皮肉を言ったり、
当擦
(
あてこす
)
ったり、つんと
拗
(
す
)
ねてみたりしていたが、今夜の暗いのはまた格別、大変
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
あてこす(当擦)の例文をもっと
(4作品)
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宛擦
(逆引き)
いずれ
宛擦
(
あてこす
)
りぐらいは有ろうとは思ッていたが、こうまでとは思い掛けなかッた。晴天の
霹靂
(
へきれき
)
、思いの外なのに
度肝
(
どぎも
)
を抜かれて、腹を立てる
遑
(
いとま
)
も無い。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
あてこす(宛擦)の例文をもっと
(1作品)
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