“あっせん”の漢字の書き方と例文
語句割合
斡旋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同時に、取巻共がしきりに伊太夫に向って斡旋あっせんした山科の光悦屋敷なるものも、こうしてお銀様の有に帰してしまったものらしい。
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
お駒ちゃんが気分がわるいことで宴はちょっと腰を折られたが、久助とおんなたちは、何ごともなかったようにそこらを斡旋あっせんした。
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
出どころの判らないにおいと笑いとうたとを引き切るようにき分けて、物売りと、分別顔のギャルソンが皿を運んだり斡旋あっせんしたりしている。
母子叙情 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)