“あさば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
朝羽60.0%
朝映20.0%
朝晴20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朝羽あさばうちふる鷲鷹わしたか
若菜集 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
郊外千里に霞む起伏の丘を四方よもに、古都の宮城は朝映あさばえ夕映えの色にかがやき、禁門の柳、官衙かんが紫閣しかく大路おおじ小路こうじ、さらに屋根の海をなす万戸の庶民街にいたるまで
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「今日は雨が降るぞ。」と、朝晴あさばれの蒼空あをぞらを見上げた。ほんたうに雨が降るのかと思つて、ほんの一瞬間だが、蒼空を仰いだのは、利巧な文吾にも似合はぬおぞましさであつた。
石川五右衛門の生立 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)