“あきまき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
秋播50.0%
秋蒔50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仁右衛門の畑はそうなるまでに一部分しか耡起すきおこされなかったけれども、それでも秋播あきまき小麦をきつけるだけの地積は出来た。妻の勤労のおかげ一冬分ひとふゆぶんの燃料にも差支さしつかえない準備は出来た。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
金鍬かなぐわを担いで谷窪へ降りて行くと、誰がやったのか田も畑も一夜のうちに綺麗に除草され、南さがりの段畑だんばたには、秋蒔あきまきの麦までおろしてあるという恠異かいいに遭遇することになった。
うすゆき抄 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)