“あおあらし”の漢字の書き方と例文
語句割合
青嵐100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この途端、青嵐あおあらしというには余りに凄かった。魔風と云おうか、悪風と去おうか、突如として黒姫おろしが吹荒ふきすさんだ。それに巻上げられた砂塵すなぼこりに、行列の人々ことごとく押包まれた。
怪異黒姫おろし (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
青嵐あおあらしする波の彼方かなたに、荘厳そうごんなること仏のごとく、端麗なること美人に似たり。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「いいか、胆吹山へ着いたら上平館かみひらやかたというのをたずねて行くんだ、そこに青嵐あおあらしという親分がいる」