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『象徴の烏賊』
ふりがな文庫
『
象徴の烏賊
(
しょうちょうのいか
)
』
或る肉体は、インキによつて充たされてゐる。 傷つけても、傷つけても、常にインキを流す。 二十年、インキに浸つた魂の貧困! 或る魂は、自らインキにすぎぬことを誇る。 自分の存在を隠蔽せんがために 象徴の烏賊は、好んでインキを射出する。 或る蛇 …
著者
生田春月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
夥多
(
くわた
)
游泳
(
いうえい
)
哄笑
(
こうせう
)
復讐
(
ふくしう
)
或
(
あ
)
斃
(
たふ
)
充
(
み
)
噛
(
か
)
奸黠
(
かんかつ
)
旱魃
(
かんばつ
)
烏賊
(
いか
)
畸形
(
きけい
)
隠蔽
(
いんぺい
)