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『恐怖の正体』
ふりがな文庫
『
恐怖の正体
(
きょうふのしょうたい
)
』
——だから、私は屍体なんかこわくはないっていったんだ。私には、人間の生命ってやつが不気味なんだ。なにをしでかすかわからないし、それはおそろしく、むごたらしく、奇怪で、醜悪なものだ。私のこわいのは、それだ。……まえまえから、私は、ただそのこと …
著者
山川方夫
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「ヒッチコック・マガジン 第四巻第四号」宝石社、1962(昭和37)年3月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約10分(500文字/分)
朗読目安時間
約16分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
尖
(
さ
)
空
(
むな
)
昏
(
くら
)
喘
(
あえ
)
慄
(
ふる
)
扼殺
(
やくさつ
)
撲
(
なぐ
)
温和
(
おとな
)
瘠
(
や
)
糜爛
(
びらん
)
蛆
(
うじ
)
酸
(
す
)