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『舌のすさび』
ふりがな文庫
『
舌のすさび
(
したのすさび
)
』
あれはもう何年前か。とにかく晩春だった。陛下をかこんでおはなしする会が皇居内の花陰亭でもよおされた。文化人四、五名お招きうけてである。——その雑談中のことであったが 『陛下。陛下はマル干シを召上がったことがおありですか』と獅子文六がきいた。 …
著者
吉川英治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「あまから」1960(昭和35)年5月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約7分(500文字/分)
朗読目安時間
約12分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
磨
(
す
)
磨
(
と
)
咥
(
くわ
)
笊
(
ざる
)
美味
(
うま
)
葛餅
(
くずもち
)
蕗
(
ふき
)
蟹
(
かに
)
邂逅
(
かいこう
)
鮭
(
さけ
)
鯛
(
たい
)
鰹
(
かつお
)
鱈
(
たら
)