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『霧の中』
ふりがな文庫
『
霧の中
(
きりのなか
)
:
――「正夫の世界」――
(
――「まさおのせかい」――
)
』
南正夫は、もう何もすることがなかった。無理を云って山の避暑地に九月半ばまで居残ったが、いずれは東京の家に、そして学校に、戻って行かなければならないのだ。なんだか変につまらない。ただ一人で、丘の斜面の草原の上に寝ころんでぼんやりしていると、い …
著者
豊島与志雄
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約41分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
空
(
あ
)
化
(
ばけ
)
恐
(
こわ
)
気狂
(
きちがい
)
猪口
(
ちょこ
)
宥
(
なだ
)
形態
(
えたい
)
手応
(
てごた
)
松明
(
たいまつ
)
気配
(
けはい
)
独楽
(
こま
)
診
(
み
)