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『葉桜と魔笛』
ふりがな文庫
『
葉桜と魔笛
(
はざくらとまてき
)
』
桜が散って、このように葉桜のころになれば、私は、きっと思い出します。——と、その老夫人は物語る。——いまから三十五年まえ、父はその頃まだ存命中でございまして、私の一家、と言いましても、母はその七年まえ私が十三のときに、もう他界なされて、あと …
著者
太宰治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約13分(500文字/分)
朗読目安時間
約21分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
仕業
(
しわざ
)
卑怯
(
ひきょう
)
呟
(
つぶや
)
完璧
(
かんぺき
)
宛
(
あ
)
寵児
(
ちょうじ
)
幽
(
かす
)
恰好
(
かっこう
)
悧巧
(
りこう
)
毮
(
むし
)
痩
(
や
)
筆蹟
(
ひっせき
)
箪笥
(
たんす
)