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『今朝の雪』
ふりがな文庫
『
今朝の雪
(
けさのゆき
)
』
太陽が照り出すと、あたりに陽気な雪解けの音が響きはじめた。 どこかの屋根から小さい地響きを立てて雪がすべり落ちる。いろいろな音いろで、雨だれがきこえはじめ、向いの活版屋の二階庇にせわしないしぶきがとんでいる。昼に間もない時刻の日光が、そちら …
著者
宮本百合子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「婦人朝日」1941(昭和16)年4月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約25分(500文字/分)
朗読目安時間
約41分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
順
(
な
)
微
(
かすか
)
旺
(
さかん
)
交々
(
こもごも
)
含羞
(
はにか
)
実家
(
さと
)
家
(
うち
)
展
(
ひら
)
擾
(
みだ
)
犇
(
ひし
)
痣
(
あざ
)
瞠
(
みは
)
胡坐
(
あぐら
)