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『悶悶日記』
ふりがな文庫
『
悶悶日記
(
もんもんにっき
)
』
月日。 郵便受箱に、生きている蛇を投げ入れていった人がある。憤怒。日に二十度、わが家の郵便受箱を覗き込む売れない作家を、嘲っている人の為せる仕業にちがいない。気色あしくなり、終日、臥床。 月日。 苦悩を売物にするな、と知人よりの書簡あり。 …
著者
太宰治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
初出
「文芸 第四巻第六号」1936(昭和11)年6月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
含羞
(
がんしゅう
)
七輪
(
しちりん
)
下手
(
へた
)
何時
(
いつ
)
依
(
よ
)
呉
(
く
)
嘲
(
あざけ
)
就
(
つ
)
為
(
な
)
蛇
(
へび
)
覗
(
のぞ
)
蹴
(
け
)
障子
(
しょうじ
)