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度
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たい
ふりがな文庫
“
度
(
たい
)” の例文
此の観音様も段々繁昌して参り、お比丘さんにお
灸
(
きゅう
)
を
据
(
す
)
えて貰えのお
呪
(
まじない
)
をして貰い
度
(
たい
)
のといって頼みに来るから、私も何も知らないが
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
さてまた此大したお金を何ぞ
善
(
よ
)
いことに
遣
(
つか
)
ひ
度
(
たい
)
と思ふにつけ、さき/\の
考
(
かんがへ
)
が胸の
中
(
うち
)
に浮んで来
升
(
まし
)
たが、
何
(
いづ
)
れも夢か幻の
様
(
やう
)
な
空
(
くう
)
な考へでした。
黄金機会
(新字旧仮名)
/
若松賤子
(著)
段々御やつれなされてと常にも似ず
凋
(
しほ
)
るゝに、それは/\知ぬ事とて御見舞もせなむだがさぞまあ
旦那樣
(
だんなさま
)
は御心配、御可哀想に早く御全快おさせもふし
度
(
たい
)
うづみ火
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
『
病院
(
びやうゐん
)
です、もう
疾
(
と
)
うから
貴方
(
あなた
)
にも
見
(
み
)
て
頂
(
いたゞ
)
き
度
(
たい
)
と
思
(
おも
)
つてゐましたのですが……
妙
(
めう
)
な
病人
(
びやうにん
)
なのです。』
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
一体は亀屋の亭主に御前の身の上あらまし
聞
(
きき
)
て、失礼ながら
愍然
(
かわいそう
)
な事や、
私
(
わたし
)
が神か仏ならば、
斯
(
こう
)
もしてあげたい
彼
(
ああ
)
もしてやり
度
(
たい
)
と思いましたが、それも出来ねばせめては
心計
(
こころばかり
)
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
チャーンと知た者で無くては
了
(
いけ
)
ない是ばかりは教え
度
(
たい
)
にも教え様が無いから誠に困るテ
無惨
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
ああ、恥かしくて顔が
熱
(
ほて
)
る。何たる苦々しい事であった。私は当時の事を想い
出
(
いだ
)
す
度
(
たび
)
に、人通りの多い
十字街
(
よつつじ
)
に土下座して、通る人毎に、踏んで、蹴て、唾を吐懸けて貰い
度
(
たい
)
ような心持になる……
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
「お前に逢い
度
(
たい
)
からさ」
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
おまへも
善
(
よ
)
い事をし
度
(
たい
)
とおもはないではないが、一生懸命にならないからいけませんよ。それが熱心でないといふのです。
黄金機会
(新字旧仮名)
/
若松賤子
(著)
誰
(
たれ
)
でも
善事
(
よいこと
)
をし
度
(
たく
)
ないとおもふ人はないが、本気になつて、一心にそれをしようと思ふ人と
好加減
(
よいかげん
)
に上つらでし
度
(
たい
)
と思ふ人とで大変な違ひになるんですよ。
黄金機会
(新字旧仮名)
/
若松賤子
(著)
度
常用漢字
小3
部首:⼴
9画
“度”を含む語句
態度
目出度
度々
芽出度
今度
二度
程度
毎度
百度
屹度
法度
再度
見度
一度
幾度
恰度
仕度
度胸
度外
数度
...