“屹度”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きっと67.6%
きつと31.1%
けっと0.3%
きッと0.3%
きツと0.3%
キツト0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「こんなお年で、よくそんな智恵がおありなんですねえ。いや、まったく、このお子さんは屹度きっと、素晴らしいものにおなりですよ!」
独逸ドイツ屹度きつと最後の独逸人となるまで戦ふだらう、露西亜ロシア人もまた最後の露西亜人となるまで戦ふだらうが、唯英吉利イギリス人は——さうさ
床下よかしたから死骸しげえが出る所を見ると、屹度けっと調べをなければ成らぬと、お役所やこしょまでまえれとたちまちきり/\っといましめられて、庄吉が引かれみしたと
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
それに女のはこましゃくれているから、子供でも人のうちだと遠慮する。私一人ひとり威張っていられる。間違って喧嘩になっても、屹度きッと敵手あいてが泣く。然うすればお祖母ばあさんが謝罪あやまって呉れる。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
屹度きツとたまちやんは世界中せかいぢゆうで一ばんねこちがひないわ!おゥ可愛かあいたまちやん!わたし今迄いまゝでのやうに始終しゞゆうまへそばられるかしら!
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
羽柴筑前事、御届ケニモ及バズ、勝手ニ帰陣ツカマツリ候段、言語道断ゴンゴダウダン曲事キヨクジ屹度キツト御折檻ゴセツカン被下可クダサルベヤウ——
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)