“告”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
72.8%
つげ9.9%
5.0%
つぐ2.0%
2.0%
2.0%
まを1.5%
0.5%
こく0.5%
ごう0.5%
しら0.5%
のり0.5%
0.5%
まう0.5%
もう0.5%
ノリ0.5%
モウ0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「バケツさん、どうぞご機嫌きげんようおらしなさい。」と、ねずみはわかれをげて、ふたたびさびしい町裏まちうらほうしてかけました。
ねずみとバケツの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
得ず然らば途中の御用心こそ專要せんえうなれど心付るを平兵衞は承知しようちせりといとまつげて立出れば早日は山のかたぶきやゝくれなんとするに道を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「豐葦原の千秋の長五百秋の水穗の國は、いたくさやぎてありなり」とりたまひて、更に還り上りて、天照らす大御神にまをしたまひき。
ば高弟にゆづり長兵衞長八兩人十四五日逗留の中に半四郎は支度を調とゝのへ長兵衞長八を連れて江戸屋清兵衞にわかれをつぐるに清兵衞も萬端世話を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
王大いに喜び諸臣にえらく、もし能く灌頂刹帝大王の命を救う者あらば何をむくうべきやと。諸臣さようの者には半国を与うべしともうす。
三津郷……大穴持命の御子阿遅須枳高日子アヂスキタカヒコ命……大神ユメぎ給はく「御子の哭く由をれ」と夢に願ぎましゝかば、夢に、御子のコトカヨふと見ましき。
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
よろこびをまをさむため、神棚かみだな燈火みあかしてんじようとしてつたちゝが、のまゝいろをかへて立窘たちすくんだ。
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
昨夜チラとその悪相談を小耳に挟んだので、どうかしてお前さんにらせて上げたいと、種々手を廻して、やっと尋ねあてたのが紀州屋敷。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それならわたしは、畢竟党から撰ばれて、若手検事の腕利きといふ この青年を対ごうに、社会一般教育のため、こゝへ来たとも云ひ得やう。
疑獄元兇 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
おまへの緑の髮の毛の波は、貝のが斧のときしらせると、眞紅しんくまる。すぎしかたを憶ひだして。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
他に新姻ありし家あれば又いた式前しきまへのごとし。此神使はかの花水をたまふ事を神より氏子へのり給ふの使つかひ也。
声がらでは、どうも、今日、途中まで迎へに出た、白髪の郎等が何かれてゐるらしい。
芋粥 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
興義点頭うなづきていふ。誰にもあれ一人、二四だん家のたひらの助の殿のみたちまゐりてまうさんは、法師こそ不思議に生き侍れ。君今酒をあざらけ二五なますをつくらしめ給ふ。しばらくえんめて寺に詣でさせ給へ。
その喜びをもうさんため、神棚に燈火みあかしを点じようとして立った父が、そのまま色をかえて立窘たちすくんだ。
霰ふる (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
52 人に犬姓を与へた、播磨風土記の例(ノリ〔つげだらう〕首)
漂著石神論計画 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
カカルトキオモワザリキ、将星チントシテ、我今生コンジョウノ命スデニ終ラントスルヲ天ノ告ゲ給ウアラントハ。——謹ンデ静夜ヲ仰ギ、アキラカナル天心ニモウス。北極元辰ゲンシンモマタ天慈ヲ垂レ地上ノタンヲ聞キ給エ。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)