“神棚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かみだな93.3%
かみたな6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長造が席につくと、神棚かみだなにパッと灯明とうみょうがついて、皆が「お芽出めでとうございます」「お父さん、お芽出とう」と、四方から声が懸った。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
母親はその金をさもとおとそうに押しいただくまねをして、立って神棚かみだなそなえた。神棚には躑躅つつじと山吹とが小さい花瓶に生けて上げられてあった。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
百樹もゝき案に、くだんの風土記にふたゝ荊棘けいきよくえだを取り香花つねにいのる神前にさしはさむといひしは、餅花もちばな神棚かみたなくうずる事を聞て粥杖かゆつゑの事と混錯こんさくして記したるなるべし。しかりとすれば餅花もちはなも古き祝事しゆくじなり。
百樹もゝき案に、くだんの風土記にふたゝ荊棘けいきよくえだを取り香花つねにいのる神前にさしはさむといひしは、餅花もちばな神棚かみたなくうずる事を聞て粥杖かゆつゑの事と混錯こんさくして記したるなるべし。しかりとすれば餅花もちはなも古き祝事しゆくじなり。