“じうせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
銃聲50.0%
銃声50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まなこはなたず睥睨へいげいしてる、猛狒ゴリラ益々ます/\たけ此方こなたうかゞつてる、この九死一生きうしいつしやうわか不意ふいに、じつ不意ふいに、何處どこともなく一發いつぱつ銃聲じうせい
しかりとはいへども、雁金かりがね可懷なつかしきず、牡鹿さをしか可哀あはれさず。かぶと愛憐あいれんめ、よろひ情懷じやうくわいいだく。明星みやうじやうと、太白星ゆふつゞと、すなはち意氣いきらすとき何事なにごとぞ、いたづら銃聲じうせいあり。
月令十二態 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
此時このとき不意ふゐに、車外しやぐわい猛獸まうじうむれ何者なにものにかおどろいた樣子やうすで、一時いちじそらむかつてうなした。途端とたん何處いづくともなく、かすかに一發いつぱつ銃聲じうせい
露西亞等ロシヤとう元氣げんきさかんなる人々ひと/″\すねたゝいてをどたので、わたくしもツイその仲間なかま釣込つりこまれて、一ぱつ銃聲じうせいとも三にかけつたが、殘念ざんねんなるかな、だいちやく决勝點けつしようてん躍込をどりこんだのは
沙立ちて銃声じうせいおこる一群いちぐんの支那兵わしる蒙古狗もうこいぬ吠ゆ
森の奥より銃声じうせい聞ゆ
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)