“一群”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとむれ70.2%
いちぐん15.5%
ひとむ8.3%
ひとむら3.6%
ヒトムラ2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この時わが左にあらはれし一群ひとむれの魂ありき、彼等はこなたにその足をはこべるも、來ることおそくしてしかすとみえず 五八—六〇
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
わたくしと、日出雄少年ひでをせうねんと、ほか一群いちぐん水兵すいへいとは、りくとゞまつて、その試運轉しうんてん光景くわうけいながめつゝ、花火はなびげ、はたり、大喝采だいかつさいをやるつもりだ。
「ウム。……旋風つむじでもないな。……ほう、先のひとかたまり、また、あとからの一群ひとむれ。——何だろう、たしかに人数だ」
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
足も行かれぬ崖の上や、巌の腹などに、一群ひとむら一群咲いて居るのが、奥山の春は今だ、となのって居るようである。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
足も行かれぬ崖の上や、巖の腹などに、一群ヒトムラ々々咲いて居るのが、奧山の春は今だ、となのつて居るやうである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)