“仲間”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なかま56.7%
ちゅうげん36.4%
ちゆうげん2.2%
ちうげん1.3%
あいだ0.9%
つれ0.4%
かず0.4%
グループ0.4%
コオパン0.4%
タワーリシチ0.4%
パル0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つぎゆふべ道子みちこはいつよりもすこ早目はやめかせ吾妻橋あづまばしくと、毎夜まいよ顔馴染かほなじみに、こゝろやすくなつてゐる仲間なかま女達をんなたち一人ひとり
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
間もなく——もう雀の声が聞かれる頃、ガタン、蔵屋敷のかんぬきが鳴る、寝不足そうな仲間ちゅうげんほうきを持ってく、用人らしい男が出てゆく。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
伊織が續いて出ると、脇差を拔いた下島の仲間ちゆうげんが立ち塞がつた。「退け」と叫んだ伊織の横に拂つた刀に仲間は腕を切られて後へ引いた。
ぢいさんばあさん (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
引込ひつこませる、とみづ出花でばなふのでもおきみはさすがに武家ぶけ女房にようばう仲間ちうげんはだいたものを無理むりようとはしなかつた。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
... お汁物と煮物の仲間あいだのようなもので美味しゅうございますよ」妻君「これからは鯖が沢山出ますから宅でも拵えてみましょう、イナダの餡掛あんかけとおっしゃるのは」
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
これからはお仲間つれが出來まして、こゝに暮らしますのは、どんなに樂しいことでせう。それはねえ、何時いつでも樂しいには違ひございません。
魚類さかなが売れません。まあ云うてみればこの奥の手を持たん奴は魚売の仲間かずに這入らんようなもので……ヘヘヘ。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
これはこの仲間グループ丈けでも申合せれば実行が出来る。
秀才養子鑑 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
願ってもない良い仲間コオパンじゃないこと、もし幸い君の頭が、あのひとの頭より少しでもましなら、せいぜい看病してあげたまえ、それこそ同病相憐れむっていうものよ、なにしろ公爵は、大きな遊艇ヨット
「夜ひまなとき、わたし、クラブのクルジョークで勉強したいと思ったのです。わたし、ここでほんの一人ぼっちだけど、そこへいけば沢山仲間タワーリシチがあります」
赤い貨車 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
この週期的活気・海と陸との呼応・みなとのざわめきによって早くからきょうガルシア・モレノの入船いりふねを感づいた僕は、仲間パルのリンピイから預ったしっぷ・ちゃんケイスをすっかり用意して、それでも