さるのこしかけ
楢夫は夕方、裏の大きな栗の木の下に行きました。その幹の、丁度楢夫の目位高い所に、白いきのこが三つできていました。まん中のは大きく、両がわの二つはずっと小さく、そして少し低いのでした。 楢夫は、じっとそれを眺めて、ひとりごとを言いました。 「 …
作品に特徴的な語句
せも びき かな ひび 楢夫ならお 捕虜ほりょ だれ 突然とつぜん さい 見込みこみ あつか 腰掛こしか 煙突えんとつ つか 爪立つまだ さる 沢山たくさん こと 此処ここ くり 明地あきち こし かみ 面白おもしろ 身体からだ ことば 覚悟かくご ひざ くせ 胴上どうあ 肩車かたぐるま 肩章けんしょう しば 種山たねやま なぐ なが まぶ たお 只今ただいま また はら かえ 勲章くんしょう わか なら ところ ぼく さけ おれ 余程よほど 今頃いまごろ たがい 丁寧ていねい 一緒いっしょ 一杯いっぱい まわ 一寸ちょっと 我慢がまん おどろ おこ たちま 強情ごうじょう のぼ すわ おお たず よろ 威張いば かべ とう あき