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鼾声
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いびきごえ
ふりがな文庫
“
鼾声
(
いびきごえ
)” の例文
旧字:
鼾聲
人の
鼾声
(
いびきごえ
)
や、犬の吠えるのがきこえる。電燈だけが、ます/\明るくなっていた。憲兵の靴が、廊下にコットン/\とひびいた。
武装せる市街
(新字新仮名)
/
黒島伝治
(著)
その戻りに、そっと、疑問の駕籠のわきを、さりげなく通って見ると、中から
微
(
かす
)
かに
鼾声
(
いびきごえ
)
が
洩
(
も
)
れてくる……。快げに、誰か、眠っているのだ。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ガラッ八の
巨蛇
(
おろち
)
のような
鼾声
(
いびきごえ
)
が、完全に若い女二人を護り通したのでしょう。
銭形平次捕物控:132 雛の別れ
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
……かすかな
鼾声
(
いびきごえ
)
になってゆく。武蔵は眠りについたらしい。
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鼾
漢検1級
部首:⿐
17画
声
常用漢字
小2
部首:⼠
7画
“鼾”で始まる語句
鼾
鼾睡
鼾聲
鼾岩