“黄紙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きがみ33.3%
くわうし33.3%
こうし33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これを聞くと、太郎と言われた男は、日をよけた黄紙きがみの扇の下で、あざけるように、口をゆがめた。
偸盗 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
書牘の最初の三行は所謂尚々書なほ/\がきである。第四行は即ち本文の第一行で、上半は後の黄紙くわうしに、下半は前の赤紙せきしに書かれてゐる。今接合して読んで見る。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「オオ願おう。一同もこれに集まってしゅくと下にいて聞くがいい。そうだ、蕭譲しょうじょうは筆をとって黄紙こうしにそれを書き写せ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)