麻雀賭博マージャンとばく)” の例文
その談話は何かと聞けば、競馬の掛けごとに麻雀賭博マージャンとばく、友人の悪評、出版屋の盛衰と原稿料の多寡たか、その他は女に関する卑猥ひわいきわまる話で持切っている。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
麻雀賭博マージャンとばくで、二度も警察に留置せられた。喧嘩けんかして、衣服を血だらけにして帰宅する事も時々あった。
花火 (新字新仮名) / 太宰治(著)
麻雀賭博マージャンとばくを学校の子供たちに教えてやっていたのです。たぶん、そんな事じゃないかと思っていました。ちょっと警察に行って来ます。(会釈えしゃくして、縁側に出て、はきものを捜す)
春の枯葉 (新字新仮名) / 太宰治(著)