“鴎窼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おうか50.0%
おうそう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「別墅ノ谷中ニアル者園ヲ賜春トなづク。多ク春花ヲ植ヱ、氷川ニアル者園ヲ錫秋ししゅうト名ク。多ク秋卉しゅうきウ。しこうシテ石浜ニ鴎窼おうかアリ。溜池ためいけニ八宜アリ。青山ニ聴松アリ。」
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
林述斎が隅田川の風景を愛して橋場の辺に別墅べっしょを築きこれを鴎窼おうそうと命名したのは文化六年である。その詩集『濹上漁謡』に花時の雑沓をきらって次の如くに言ったものがある。
向嶋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)