鮫室こうしつ)” の例文
氏郷が其の請を拒まないで、何程の事やあらんとおそも無しに、水深うして底を知らざる魔の淵の竜窟鮫室こうしつの中に平然として入ろうとするのは、縮むことを知らない胆ッ玉だ。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)