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鬼涙
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きなだ
ふりがな文庫
“
鬼涙
(
きなだ
)” の例文
名誉職も
分限者
(
ぶげんしゃ
)
も教職員も自ら乗気になって出演の決心をつけた。どんな歌詞かは知らぬが
鬼涙
(
きなだ
)
音頭なる小唄も出来て「東京音頭」の節で歌われるということであった。
鬼涙村
(新字新仮名)
/
牧野信一
(著)
私は夏の中頃から、
鬼涙
(
きなだ
)
村の宇土酒造所に客となつて膜翅類の採集に耽つてゐた。
夜見の巻:「吾が昆虫採集記」の一節
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
こんな沼には名前などは無いのかと思つてゐたところが、このごろになつてこれが
鬼涙
(
きなだ
)
沼といふのだといふことを知つた。明るい櫟林にとり囲まれた擂鉢形の底に円く蒼い水を湛へてゐる。
沼辺より
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
鬼涙
(
きなだ
)
、
寄生木
(
やどりぎ
)
、
夜見
(
よみ
)
、五郎丸、
鬼柳
(
きりう
)
、
深堀
(
しんぼり
)
、
怒田
(
ぬた
)
、竜巻、
惣領
(
そうれう
)
、赤松、金棒、鍋川——足柄の奥地に、昔ながらのさゝやかな巣を営んでゐるそれらの村々を私は渡り歩いて、昆虫採集に没頭してゐた。
その村を憶ひて
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
鬼
常用漢字
中学
部首:⿁
10画
涙
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
“鬼涙”で始まる語句
鬼涙山
鬼涙沼