“鬼涙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きなだ66.7%
キナダ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
名誉職も分限者ぶげんしゃも教職員も自ら乗気になって出演の決心をつけた。どんな歌詞かは知らぬが鬼涙きなだ音頭なる小唄も出来て「東京音頭」の節で歌われるということであった。
鬼涙村 (新字新仮名) / 牧野信一(著)
私は夏の中頃から、鬼涙きなだ村の宇土酒造所に客となつて膜翅類の採集に耽つてゐた。
私達の村は寄生木ヤドリギ村字鬼涙キナダと称ばれた。鬼涙沼の痕跡は今では水が乾いて、蓬々と葦の生えた湿気地だつた。
剥製 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
名誉職も分限者も教職員も自ら乗気になつて出演の決心をつけた。どんな歌詞かは知らぬが鬼涙キナダ音頭なる小唄も出来て「東京音頭」の節で歌はれるといふことであつた。
鬼涙村 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)