髪上ぐしあ)” の例文
典侍は帝のお髪上ぐしあげの役を勤めて、それが終わったので、帝はおめしかえを奉仕する人をお呼びになって出てお行きになった部屋には、ほかの者がいないで
源氏物語:07 紅葉賀 (新字新仮名) / 紫式部(著)
中宮のおいでになる御殿の西の離れに式の設けがされてあって、姫君のお髪上ぐしあげ役の(正装の場合には前髪を少しくくるのである)内侍などもこちらへ来たのである。
源氏物語:32 梅が枝 (新字新仮名) / 紫式部(著)