高肉彫たかにくぼり)” の例文
それは稲をくわえた野狐を高肉彫たかにくぼりした梨地の印籠だが、覆蓋の合口によって烏森の蒔絵師梶川が作ったものだということがひと目で判るから
顎十郎捕物帳:02 稲荷の使 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)