“高滝子”の読み方と例文
読み方割合
たかたきし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
書中には猶高滝子たかたきし、総介二人の名が見えてゐる。そして茶山は総介の黙庵牧唯介まきたゞすけにあらざるなきかを疑ひ、又総介が金輪寺へ往くと聞いて、「梧堂と一つになり候半」と推想してゐる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
狂詩のごとしと被仰下候へども、中々おもしろく候。花月何論価高下、只賒美酒斗十千と次かけ候へ共、かみの方出来かね候。かくうちには出来可申か。高滝子たかたきし金輪こんりんへ参候由、総介とは誰か。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)