高梁コウリャン)” の例文
高梁コウリャン畑を、ひとしきり踏み過ぎると、だらだら凸凹でこぼこの激しい一寸ちょっと拡い野っ原であって、右手に線路が淋しく光って見え、凹間くぼまらしいくろずんだ向う側に、また高梁畑が起伏していた。
戦争雑記 (新字新仮名) / 徳永直(著)
いま戦線にある筈の、同じ連隊の三中隊に援兵すべく徹宵てっしょう行軍していたときであった。鉄道線路添いに高梁コウリャン畑を縫って前進していると遠くに銃声の絶え間ないひびきを聞いたのだった。
戦争雑記 (新字新仮名) / 徳永直(著)