“骸骨（コツ）” の例文

骸骨（コツ）を渋紙で貼（は）り固めてワニスで塗り上げたような黒光りする凸額（おでこ）の奥に、硝子玉（ガラスだま）じみたギラギラする眼球（めだま）が二個（ふたつ）コビリ付いている。

難船小僧 (新字新仮名) ／ 夢野久作(著)

兼はＳ・Ｏ・Ｓの金モールの骸骨（コツ）を胴中（どうなか）から真二（まふた）つにスコップでたたき截（き）って、大きなバケツ二杯に詰めて出て来た。

難船小僧 (新字新仮名) ／ 夢野久作(著)

“骸骨”の意味

《名詞》

死骸が腐敗し骨だけになったもの。

骨格。
(出典:Wiktionary)

“骸骨”の解説

骸骨（がいこつ）とは、第1義には、脊椎動物の死骸の腐敗が進んで有機物が消失したことで骨格だけになったもの。白骨"kb泉"。むくろ（骸）"kb日国辞"。死体"kb日国辞"。骨のほかに靭帯と軟骨をも含むkb-Nipp。第2義には、体の骨。体の骨組。骨格。第3義には、勤めなどを終えた後の、役立たなくなった身の譬え"kb日国辞"。
英語では "skeleton" の第1義とおおよそ同義である"英辞郎_skeleton"。
日本語では一般に硬骨魚類などの骨格だけになった死骸は骸骨とは呼ばず、主にヒト、または哺乳類の骨格死体を骸骨と呼ぶ。ヒトの頭蓋骨（頭の骸骨）は「髑髏（どくろ、されこうべ）"kb_髑髏"」「しゃれこうべ""kb_しゃれこうべ"」などと呼ぶ。
(出典:Wikipedia)

骸	常用漢字 中学 部首:⾻ 16画
骨	常用漢字 小６ 部首:⾻ 10画