駆足かけあし)” の例文
旧字:驅足
朝の楽しい駆足かけあし、Aデッキをまわりながら、あなた達が一層下のBデッキで、デンマアク体操をしているのが、みえるところまでくると、ぼくはすぐあなたを見付けます。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
その足の速いことといったらまるで駆足かけあしをしているようだ。僕は博士を見失ってはたいへんと、けんめいに後を追いかけた。そしてタクマ少年と、どこで別れてしまったのか知らないほどだった。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
次の一里を駆足かけあしで飛んだこともあった。
画の悲み (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
モオラン(Morning-run)と称する、朝の駆足かけあしをやって帰ってくると、森さんが、合宿わきの六地蔵の通りで背広を着て、うつむいたまま、何かを探していました。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)