“馬追鳥”の読み方と例文
読み方割合
うまおいどり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしそういう話も、必ずしも啼声と結び附いたものだけでない。奥州地方の馬追鳥うまおいどりを始め、馬と少年との話も色々あるのである。
五二 馬追鳥うまおいどり時鳥ほととぎすに似てすこし大きく、はねの色は赤に茶をび、肩には馬のつなのようなるしまあり。胸のあたりにクツゴコ(口籠)のようなるかたあり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
同じ地方にはまた馬追鳥うまおいどりという鳥もあった。昔ある長者の家に奉公して、馬飼をしていた少年が、山に多くの馬を放して夕方連れて戻ろうとすると、一匹だけどうしても見えない。