馬方むまかた)” の例文
父さまがはえぐち駄荷だにい置いて気の利かねえ馬方むまかただって、突転つッころばして打転ぶっころばされたが、中々強い人で、話いしたところが父さまの気に入らねえば駄目だよ、アハー
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
由「驚いた、それじゃア大屋さんだ大屋さんで、馬方むまかたは恐入った……そう精出したら銀行へ預けきれめえが、金持だろうねえ、是から關善といううちまで八丁かえ」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
幸「そりゃアどうも御親切に馬方むまかたさん何分願います、どうも感心なもので、是は少しだがお茶代だよ」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
むこう土蔵くらがあって、此の手摺などの構えはてえしたものだ……驚いたねえ、馬方むまかたさんが斯ういう蔵持くらもちの馬方さんとは、此方こっちは知らぬからねえ、失礼な事をいいましたが、実に大したお住居すまい
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)