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餡麺麭
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あんパン
ふりがな文庫
“
餡麺麭
(
あんパン
)” の例文
腕車
(
くるま
)
から降りて行った笹村は、まだ
寝衣
(
ねまき
)
を着たままの正一が、
餡麺麭
(
あんパン
)
を食べながら、ひょこひょこと玄関先へ出て来るのに出逢った。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
「じゃあ、その何だろう、馬騒ぎで
血逆上
(
ちのぼせ
)
がしたんだろう、本気じゃあないな。兵粮だって
餡麺麭
(
あんパン
)
を
捻込
(
ねじこ
)
んで、石滝の奥へ、今の
前
(
さき
)
橋を渡ったんだ、ちょうど一足違い位なもんだ。」
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「そんな水ッぽいもんじゃあねえや、べらぼうめ、そこいらに在る、
有平
(
あるへい
)
だの、
餡麺麭
(
あんパン
)
だの、駄菓子で結構だ。懐へ
捻込
(
ねじこ
)
んで行くんだから紙にでも包んでくんな。」と並べた箱の中に
指
(
ゆびさ
)
しをする。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
餡
漢検1級
部首:⾷
17画
麺
常用漢字
中学
部首:⿆
16画
麭
漢検1級
部首:⿆
16画
“餡”で始まる語句
餡
餡餅
餡掛
餡子
餡入
餡拵
餡氣
餡粉
餡粕
餡蜜