“餞別物”の読み方と例文
読み方割合
せんべつもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
護送役の二人の小吏も、途々みちみち、武松をいたわって、苛烈かれつふうは少しもない。武松もまた、餞別物せんべつものから持ち金まで、ことごとけてやって、あくまで淡々たるものだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
思い思いな餞別物せんべつものも、両手に余るほどだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)