餓鬼飯がきめし)” の例文
浜名湖はまなこ周囲の村々ではショウロメシ、瀬戸内海のある島では餓鬼飯がきめしとさえいう通り、盆は目に見えぬ外精霊ほかじょうりょうや無縁ぼとけが、数限りもなくうろつく時である故に
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
讃岐さぬき小豆島しょうどしま餓鬼飯がきめしなどは、十六、七歳の女子のみが参与するらしく、伊予の宇和うわ地方の御夏飯おなつめしにも、年頃としごろの娘ばかりの集会があるということだが、その他の多くの土地ではかしらに立つ女は
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)