“飯豊”のいろいろな読み方と例文
旧字:飯豐
読み方割合
いいで85.7%
いひで14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
九七 飯豊いいでの菊池松之丞まつのじょうという人傷寒しょうかんを病み、たびたび息を引きつめし時、自分は田圃に出でて菩提寺ぼだいじなるキセイ院へ急ぎ行かんとす。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
会津の飯豊いいで山塊の中の地紙じがみ山は、雪が扇の地紙のように消え残る為に其名を得た、しかるに地図には之を地神山と書いてあるのは誤っている。
白馬岳 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
九七 飯豊いひでの菊池松之丞といふ人傷寒を病み、たびたび息を引きつめし時、自分は田圃に出でて菩提寺なるキセイ院へ急ぎ行かんとす。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)
ある年の秋飯豊いひで村の者ども萱を苅るとて、岩穴の中より狼の子三匹を見出し、その二つを殺し一つを持ち帰りしに、その日より狼の飯豊衆いひでしの馬を襲ふことやまず。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)