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飯綱権現
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いいづなごんげん
ふりがな文庫
“
飯綱権現
(
いいづなごんげん
)” の例文
飯綱権現
(
いいづなごんげん
)
の社前へ一気に上って来ると、社の前に例の箱入りの名刀を供えて、二人とも
跪
(
かしこ
)
まって
柏手
(
かしわで
)
を打ち、
恭
(
うやうや
)
しく敬礼しました。
大菩薩峠:19 小名路の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
永禄十二年十月武田信玄三増山の備えを小田原勢が撃って大敗した時、北条美濃守
氏輝
(
うじてる
)
、既に危うきに臨み心中に
飯綱権現
(
いいづなごんげん
)
を頼み、只今助けくれたら十年間婦女を遠ざけますと誓うた。
十二支考:11 鼠に関する民俗と信念
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
七兵衛は、高尾山の
飯綱権現
(
いいづなごんげん
)
を信仰して、時々おまいりをしては
護摩
(
ごま
)
を焚いてくることがある。
大菩薩峠:22 白骨の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
その一つは高尾の山の
蛇滝
(
じゃだき
)
の参籠堂から出て、
飯綱権現
(
いいづなごんげん
)
の
広前
(
ひろまえ
)
から、大見晴らしを五十丁峠へかかった一つの山駕籠と、それからもう一つは、府中の六所明神の前を五六人のさむらいに囲まれて
大菩薩峠:21 無明の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
飯
常用漢字
小4
部首:⾷
12画
綱
常用漢字
中学
部首:⽷
14画
権
常用漢字
小6
部首:⽊
15画
現
常用漢字
小5
部首:⽟
11画
“飯綱”で始まる語句
飯綱
飯綱原
飯綱遣