飯盛いいもり)” の例文
レンゲツツジなど石楠花しゃくなげ科に属するツツジ類の大群落を探るにあったが、雨が降りしきるので、飯盛いいもり山のもうろうたる姿を見たばかり、八ヶ岳へ寄りつけないので
不尽の高根 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
かかる名蹟を畑として米の四、五俵得たりとて何の穫利ぞ。木戸銭取って見世物にしても、そんな口銭こうせんは上がるなり。また備前国邑久おく郡朝日村の飯盛いいもり神社は、旧藩主の崇敬厚かりし大なる塚を祭る。
神社合祀に関する意見 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)
(河内の飯盛いいもり辺を、それらしい御同勢が東の方へいそいで行かれた)
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)