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飄泊
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ひょうはく
ふりがな文庫
“
飄泊
(
ひょうはく
)” の例文
青年時代の彼がまた
飄泊
(
ひょうはく
)
の旅から引返して来て、
一旦
(
いったん
)
家出をした恩人の田辺の許へきまりの悪い坊主頭で一緒に
詫
(
わび
)
を入れに行ったのも、この兄だ。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
夫故
(
それゆえ
)
江戸には門戸を維持するあたはず始終田舎へ
而已
(
のみ
)
飄泊
(
ひょうはく
)
致し候次第なり。『安政絶句』に相洩し候は
敢
(
あえ
)
て意あるに
非
(
あ
)
らず。唯游歴而已致し候故
止
(
や
)
むことを得ず相洩し候儀に御座候。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
この短い言葉の蔭に隠されてある昔の人の
飄泊
(
ひょうはく
)
の思いもひどく彼の身に
浸
(
し
)
みた。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
飄
漢検1級
部首:⾵
20画
泊
常用漢字
中学
部首:⽔
8画
“飄泊”で始まる語句
飄泊者